2006年03月16日

誰も責任を取らなくていいの?

 人間というか日本人って狡いと思う。なんだかんだ自分で責任を取らずに、「何か」の責任にする。幼い子でもあれば、諫めれば更正もするだろう。
 しかし、それが地位のある人や権力のある人だから、本当に大丈夫かと思う。ティーンエイジャーの犯罪や不適切な素行を、教育、とりわけ「ゆとり教育」のせいにしてきた。しかし、今の大人の無責任さを見てれば、大人やその親の世代にも大きな問題がある。

 以前にもエントリーしたが、今起きている情報漏洩はWinnyと言うファイル交換ソフトが問題なのではなく、ウィルス作成者、利用する人間やその人の所属する人「のみ」の問題だ。それ以外の人の問題ではない。
 Winnyのネットワークの中の大半は法を犯すようなファイルだと言われている。その事は、Winnyを使っていた「被害者」は、同様に加害者であった可能性が高い(犯罪者と限らない点には注意。)。想像以上に年齢層は幅広く、数年前から、Winnyに関する危機的な「被害」が報じられてきたにもかかわらず、「私だけは」という慢心が有ったというのは、非常に恐ろしい。知らなかったではすませられないだろう。

ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」の暴露ウイルスが原因で愛媛県警の捜査資料がネット上に流出した問題に絡み、高速道路などに設置されているNシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)で集めたとみられるデータが大量に流出しているとの情報が寄せられ、県警が調査を始めた。[Nシステムのデータ大量流出か、愛媛県警が調査 より引用]
今まで知らない振りをしていたのだろうか、便乗して犯罪者面しているのであれば、狡猾にもほどがある。個人のプライバシーなど守れないと思った方がいいくらいだ。

日枝氏は「(昨年5月に)ライブドアの第三者割当増資を引き受ける際には、1カ月を費やして十分な資産査定をした。まさか、こういうことが起こるとは思わなかった」とした。 [NIKKEI NET:ライブドア株の売却損「経営責任はない」・フジ日枝会長 より引用]
自身の経営権を維持するために行った取引を、「知らなかった」ですませられるのだろうか。経営というのは結果責任ではないのだろうか。甘えるにもほどがある。
 じゃあフジテレビの行ったデューデリジェンスは何だったのだろうか。責めるべきは、監査をした人間に対してだろう。弱いライブドアを責めれば、責任を免れ、自らの失敗には傷を舐めあえば免れるとでも思っているのだろうか。呆れるしかない。
 フジの行ったデューデリジェンスで、投資を決断した人もいるだろう。法的な責任を負う事はないだろうが、メディアとして道義的な責任はあるだろう。一般的な投資家がアクセスできない情報に接した訳だから、「被害者だけ」は通じない。

 妙に選民意識が強い人が多い気がするが、ダイジョウブデスカ。


posted by KENKOU at 22:40 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(1) | 社会 | 更新情報をチェックする
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今年のピューリッツアー賞、Winnyが受賞
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Weblog: bogusnews
Tracked: 2006-03-16 23:36
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